不妊の原因である黄体ホルモンについて

子供が出来ないのは黄体ホルモンが原因?黄体機能不全とは

そもそも黄体ホルモンとは、子宮内膜に着床性増殖を引き起こす物質のことで、黄体から分泌されます。黄体は排卵により成熟した卵子が放出された後に発達する一時的な内分泌構造です。黄体ホルモンは子宮内膜を厚くしたりして妊娠の準備をするという重要な役割があり、ここに不調があると不妊になりやすく、その不調が黄体機能不全です。

黄体機能不全とは?
黄体が十分に機能せず、黄体ホルモンの分泌が不足している状態のことです。これを見極める目安は基礎体温です。黄体ホルモンの作用で基礎体温は高温になります。しかしこれが不足している場合は高温の日が少なくなります。個人差はありますが、高温の日が10日以内だと、黄体機能不全の可能性があります。

原因は?
下垂体ホルモンの異常や子宮・卵巣の異常ともいわれていますが、はっきりした原因は不明です。自律神経やストレスなどの生活習慣も関係していると考えられています。

症状は?
月経周期が短縮したり、月経の予定日より早く異常出血があったりします。黄体ホルモンが分泌されることで起こる症状(乳房が張る、体が火照るなど)が起こらないこともあります。しかし、黄体機能不全は基本的に症状がわかりにくく、自覚症状はあまりないことが多いようです。

治療法は?
黄体ホルモンを増やす薬(内服薬と注射がある)を使用します。他に排卵誘発剤を使い直接的に妊娠を誘発したり、漢方薬で自律神経や冷えを改善するということもあります。

黄体機能不全が改善すれば妊娠する可能性は高くなりますので、症状に心当たりのある方はまず黄体ホルモンの値を測る血液検査を受けてみましょう。