不妊と卵巣癒着の関係について

不妊症と卵巣癒着について

癒着とは傷ついた臓器が自然治癒する際に、本来離れている臓器がくっついてしまうことを指します。この癒着が卵巣や卵管などで起こると不妊の原因になることがあります。そして不妊症の原因はこの卵巣・卵管癒着であることが多いといわれています。そこで今回はこれらについて説明していきます。

まず子宮周辺の器官についてですが、卵巣とは卵子を作り出すところで、卵子の元になる卵細胞を成熟させる役割があります。排卵もここで行われます。妊娠するために非常に重要な器官で、ここに不調があると不妊になりやすいようです。卵管は子宮と卵巣をつなぐところで、卵細胞を収容したり、受精卵を子宮に運んだりします。

次に卵巣癒着についてですが、原因は子宮筋腫核出術や子宮内膜症の手術、その他開腹手術、炎症などです。卵管癒着の原因も同様です。治療法としては、癒着剥離手術が主流です。この手術は腹腔鏡(お腹に入れる内視鏡器具)を用いることが出来ます。この方法だと、お腹に開けた穴(5mm~1cmほど)に腹腔鏡や医療用モニターなどを入れて行うため、体への負担が減ります。しかし癒着がひどい場合は開腹手術になります。癒着を防ぐために、手術の際に癒着防止材という半透明のフィルム状のシートを用いることが増えていますが、それでも完全に防ぐのは難しいのが現状です。ですが、治療より妊娠を優先し体外受精をすることもあるようです。

不妊症の原因の1つである卵巣・卵管癒着について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?これが不妊の原因の場合は手術で治すことが出来て、治れば妊娠を望めるため、そんなに心配はないでしょう。